今回はイタリアのチーズについて。
トロトロ、クリーミーな食感で人気急上昇中のフレッシュチーズを2つ紹介します。
①ストラッチャテッラ(Stracciatella)
②ブッラータ(Burrata)
イタリアのかかとにあたるプーリア州で生まれたチーズ。

実はどちらも元は同じ、モッツァレラチーズから作られています。
できたてのモッツァレラチーズの生地はお餅のように柔らかで、通常はこれを手でちぎって丸く整形したものが売られています。
この時に生地のかけらが余ってしまうため、どうにか有効活用できないか?と考え出されたのがブッラータとストラッチャテッラなんです。
それでは具体的にどんなチーズか解説していきます。
【ストラッチャテッラ】とはこんなチーズ
■語源
「stracciato(引き裂いた・ボロボロになった)」という見た目を表す言葉から
■作り方
モッツァレラの生地を引きさくようにして、食べやすいように細かくします。
これに生クリームを混ぜあわせると、トロトロのストラッチャテッラチーズのできあがり。
「ストラッチャテッラ」は細切れの見た目を意味するため、イタリアではかき卵のスープや、チョコチップのジェラートも同じ名前で呼ばれます。
▼イタリアではどちらも「stracciatella」▼


【ブッラータ】とはこんなチーズ
■語源
「Burrata」は「バターのような」という意味。
イタリア語でバターはBurro(ブッロ)と言います。
■作り方
できたてのまだ柔らかいモッツァレッラを巾着袋のように成型し、中にストラッチャテッラチーズを詰め込んで口を閉じれば完成です。
▼プーリア州のブッラータチーズを作る動画▼
1:15あたりでストラッチャテッラ完成。生地が伸びるのは熱いお湯の中で作業をしているから。
美味しい食べ方
より美味しく食べるためのポイントは「温度」です。
冷蔵庫から出して30分ほど常温に戻してから召し上がってみてください。
チーズは冷えると固くなってしまうので、よりトローりとした食感が楽しめます!
シンプルに塩・胡椒・オリーブオイルさえあれば充分美味しいですが、トマトやバジル、生ハムを添えれば簡単豪華な前菜に。
また、フルーツの甘さともよく合うので桃・イチゴ等の季節の果物もオススメです。


現地プーリア州ではチーズ屋さんで作りたてのモッツァレラやブッラータを買えるので、冷蔵庫には入れずにそのまま食べなさい!と教わりました。
どこで買える?
最近はスーパーでもよく見かけます。
手に入らなければamazon、楽天などでも手軽に購入可能です。
個人的にはオススメなのは、イタリア産でなく北海道の花畑牧場で作られているもの。
安定した品質&価格もお手頃なので十分満足できますよ。
一度お近くで探してみてはいかがでしょうか。
※レストランではイタリアから空輸されるブッラータを使っていましたが、ときどき中身が少なかったり、すぐに破れてしまったりと品質が安定しない事がありました^^;
冷凍品も出回っていますが、やはり美味しいのは冷蔵品。
賞味期限は1周間ほどと短いですが、よりトロトロ・クリーミーなフレッシュ感を楽しめます!
チーズ好きにはたまらない美味しさなので、興味があればぜひ試してみて下さい。
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