【ぼやき】後輩が退職代行を使ってお店を辞めました

仕事のこと

今回は飲食店でよくある、同僚のスタッフが飛んだ(辞めた)ときの話です。

人の移り変わりの激しい飲食業で人が辞めるなんてのはよくあること。

ただ、ちょっと珍しいのが、退職代行サービス を使って辞めていったんですよ。

自分も過去に退職代行を使うか悩んだことがあります(激パワハラ鬼シェフ暴君でした)

結局自分は使わずに辞めたのですが、せっかくなので使われた側の目線でどんな感じなの?というのを書き残しておきます。

まず思うこと

まず、個人的な思いは

退職代行って便利だから仕事辞めたかったら使うといいよ!

ではないです。

とはいえ退職代行を否定している訳ではなくて、正確に言うと

「場合によっては退職代行を使ってでも辞めたほうがいい時もあるよ…」

っていう感じですかね。

なぜなら、僕の周辺で辞められない仕事を続けてメンタルを病んでしまった人、結果的に飲食業自体を辞めてしまった人って少なからずいるんですよ。

20代でまだまだこれから成長できるのに…

30代でやっと色々なスキルが身についてきたのに…

周りの環境のせいで自分の夢を諦めてしまうのは本当にもったいないことだと思います。

若いうちに苦労しておくというのももちろん大切。

ただ、若いからこそ辞めた方がいい職場なのか、続けるべき職場なのかの判断も難しい。

優しくて性格の良い子ほど、無茶苦茶な環境で働き続けてしまい、精神的に病んでしまいやすいんですよね。。

もちろん退職代行を使うメリット・デメリット両方あると思うのでそれについても後述しておきます。

ちなみに、これは当時のお店のシェフから聞いた内容です。

状況

当時僕が働いていたお店は、20席ほどの大衆的なイタリアン。

地元の家族連れが多くいらっしゃる、地元の人々に愛されているようなお店でした。

スタッフはオーナーシェフ(以下シェフと省略)、A君、僕、後輩B君の計4名。

で、辞めたのは後輩のB君。

働き始めて1年ほどですが、どちらかというと不器用でなかなか仕事に慣れていない様子。

とある日の営業後にシェフからその日のミスについてお説教をされると、翌日は体調不良を理由に仕事を休んでしまいました。

その夜オーナーがB君に体調を心配するLINEを送ると、こんな返信が帰ってきたそうです。

B君LINE
B君LINE

「退職します、後は弁護士とやり取りしてください」

シェフLINE
シェフLINE

え?ちょっと待ってどういうこと?

その後B君に送ったLINEには既読がつくことはなく、翌朝に弁護士と名乗る人物からのメッセージが。

弁護士LINE
弁護士LINE

B君から依頼を受けた弁護士の〇〇です。

今後の連絡は私からお送りしますので今後一切B君には連絡しないでください。

では退職にあたり……

こんな感じで翌日からB君は一度も顔を見せず、連絡をとることもなく退職することとなりました。

退職に至る原因

退職したいというB君の言い分は、

「日常的にパワハラを受けていた」
「精神的に病んでしまって体調不良に悩まされている」

とのこと。

以前からB君は仕事でミスすることが多く、そのたびにシェフから30分~1時間ほどのお説教を受けていました。

B君はそれがストレスでしかたなかったそう(そりゃ誰でもそうであろう

何度か仕事を辞めたいとシェフに相談していたようだが、その度に

シェフ
シェフ

みんな頑張っているんだからお前も頑張れ!!

と、星飛雄馬もビックリの100%根性論で辞めさせてもらえなかったようです。。

極めつけは、体調不良で病院に行くとメンタルの不調が原因だろうと心療内科の受診をすすめられたB君。

このことをとシェフに相談すると

シェフ
シェフ

心療内科なんか行くんじゃねえ!!

こっちの都合も考えろ!!!!

もうここまで来ると、明らかなパワハラというか超絶ブラックな職場だよな。。とみんな察しています。

僕もそりゃ辞めてもしょうがないよね。。と心の中で思っていました。

後日シェフは弁護士さんからお説教をされたらしいのですが。。

そもそもスタッフが育つ環境を作れていない事や、ミスが起こる根本を改善できていないのは経営者の責任だそうです。

的確な指摘でごもっとも…個人経営のお店ではありがちですが、飲食業がブラックと言われる原因の一つかもしれません。。

その後どうなった?

翌日からB君は出勤することも一切連絡をとることもなく、本来貯まっていたであろう有休を消化してそのまま退職という流れになりました。

お店に残っていたB君の荷物はまとめて裏口に置いておき、人のいない時間帯に取りにきた様子。

シェフはB君の口座に有給消化として約1ヶ月分の給料を振り込んだそうです。

初めシェフは弁護士さんに食って掛かったようですが、相手がプロなので

弁護士
弁護士

裁判したければご自由にどうぞ。

まあそちらに勝ち目はないですが。

と言われあえなく撃沈。

逆に弁護士さんからB君に対するパワハラの内容や、経営者としての力量のなさを的確に指摘されてぐうの音も出なかったようです。

その後もお店は変わらぬ忙しさで、新しいアルバイトを探しながら皆バタバタと働き続け。。

2週間もするとB君の話題は出てこなくなり、1ヶ月後にはほとんど思い出すことも無くなってしまいました。

まあ飲食店で人が辞めたときって大体こんなものじゃないでしょうか(苦笑

辞める側からすれば、お店がその後どうなるかなんてことはそれほど気にしなくて良いかもしれませんね。

残されたスタッフ目線で感じたこと

退職の意思を聞いたオーナーシェフや後輩Bは、最初は怒りの感情が大きかったようです。

ただ、僕が思ったのは
「まあしょうがないかな」
くらいのものでした。

なぜなら僕も昔パワハラされたり、ぶん殴られたり蹴られたりして本当にキツい経験をしたことがあったんです。。

他にもメンタルやられて辞めていった同僚がいたりするので気持ちはよくわかります。

そんな時の解決法ってシンプルに職場を変えること。

お店を変えたら以外なほどに働きやすくて、「実は自分って成長してたんだ!」と感じられる事もあるんですよ。

きっとB君もこの職場でメンタル病むほど働くより、もっと自身が成長できる環境を見つけて頑張れるといいなと願っています。

昔は辞めたくなったら何も言わずバックレる人というのが時々いました(今でもいますが)

いきなり来なくなると、残された人達は心配する気持ちで動揺してしまいます。

事故に遭ってないか?とか、家に様子見に行ったほうがいいんじゃないか?とか。。

退職代行の方が退職の意思があると知れるだけまだ良いのかもしれません。

僕が思う、退職代行を使うのはありかなしか?

退職代行サービスを使うのは、人によって賛否両論あると思います。

常識がない、迷惑がかかる、そんなんじゃ成長しない、と言った意見。

でも僕はあえて言いたい。

「メンタル病むくらいならどんな手を使ってでも辞めろ」と。

実際に僕もメンタル的にしんどくて退職した経験があります。

同僚は無理して仕事をした結果、飲食業自体が嫌になって辞めてしまった人もいます。。

明らかなパワハラが横行している職場だったんですが、そこで働き続けていると麻痺してわからなくなってしまうんですね。

もちろん厳しい環境に身をおくことが、自分の成長に繋がる側面も大いにあります。

ただちょっとでも「おかしいかも」と思ったら、誰かに相談してみましょう。

相談相手がいなければ心療内科を受診してみると、色々と話を聞いてもらえます。

初めはどんなシェフ達も仕事ができず辛い経験をした…なんていうのはよくあることです。

1度や2度の挫折でこれから先長い料理人人生を諦めてしまう前に、自分を守るという事も覚えておいてください。

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